計測器に信号を入力するとき、トリガレベルがある一定の幅を持たない場合、信号の切り替わり付近で出力がばたつくことがあります。
入力信号がノイズなどによってトリガレベルの上下を往復すると、それを正規のパルスと誤認することがあります。(図1)

この問題を避けるために、多くの計測器では、初めにトリガレベルを超えた段階でトリガレベルを少しだけ変化させ、その後、信号が多少変動しても、トリガレベルを下回らないように工夫されています。(図2)

往きと帰りとで異なったトリガレベルをたどることから、この現象をヒステリシス(履歴)といいます。 また、トリガレベルの変化幅をヒステリシス幅といいます。
ヒステリシス(Hysteresis)とは、状態の変化において「行き(変化時)」と「帰り(復帰時)」で動作する値(閾値)を変える仕組みのことです。
計測器やセンサにおいては、信号をONにする動作点と、OFFにする復帰点に設けた差幅(ヒステリシス幅)を指します。
判定レベル付近に含まれるノイズや微振動による「チャタリング(動作のバタつき・出力のチラツキ)」を防ぎ、過酷な現場環境下でも安定したパルス計測・カウントを行うために欠かせない技術です。
一般的な計測器では、トリガレベル2.5Vが多いですが、ココリサーチの速度/積算計[切替式] SPDシリーズなどは、0-9Vまで10mV単位で設定可能。
しきい値が0.5Vや7Vのような、特殊なセンサにも対応します。
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| しきい値 0.5Vのセンサ | しきい値 7Vのセンサ |
トリガレベル可変
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