■ 油圧シリンダのストローク計測へのお問合せが増えています。
■ 油圧シリンダを用いた機構は、車両・生産設備などさまざまに使われ、自動化・省力化・見える化・作業精度向上・時間短縮などの目的で、
ストローク量を高精度で表示・データ出力することが求められています。
■ 高分解能の流量センサで、長距離伝送ノイズに強いパルス信号に変換するので、制御盤までの距離が長くてもOK。
ノイズの少ない制御盤内で電圧出力でき、高精度計測が可能です。
■ 流量センサとカウンタをセット購入すると、ココリサーチ株式会社にて設定値表を作成し、ご使用状況に合わせた設定値に変更して工場出荷します。
計測イメージ:ピストン移動量をmm単位で表示する(流量センサ:クラハト社製VC0.2)
電圧出力 電流出力 など |
1) |
ピストン直径 A=100mm、ロッド直径 B=40mm の場合 受圧面積(斜線部分) C = 502×π - 202×π= 6597.3mm2です。 |
2) |
ピストンが1mm動くとき、シリンダからの戻り油量 D = C×1 = 6597.3×1 = 6597.3mm3。 |
3) | 流量センサVC0.2の、1歯(パルス)あたり流量 E = 245mm3/Pulse なので ピストンが1mm動くときのパルス数はD / E = 6597.3 / 245 = 26.928 Pulse です。 |
4) | 1パルスあたりのピストン移動量は、E/C= 245/6597.3= 0.0371364 mmとなります。 |
5) | 項目4)の値を、上記のカウンタに、 項目1(仮数部):371364、項目2(指数部):7 と入力・設定します。 |
車両用ダンパー | 溶着機・研磨機・ 圧着機 |
射出成型機 | 油圧ジャッキ・ ゲート |
建機・農機 | 箔製造装置・圧延機・ ラミネータの厚み制御 |
印刷機・巻取機の 張力制御 |
計測でできること
■ 高分解能の流量センサおよび、独自のペリオマチックTM演算方式の計測器により、超低流量からシリンダの挙動を詳密に把握
■ 長距離伝送でもノイズに強いパルス信号で、計測対象と制御盤が離れていても高精度計測
■ 更新時間の早いアナログ出力・デジタル出力で、シリンダ移動量を表示・計測
■ CAN通信は更新時間毎に計測データを自動出力し、プログラム開発コストを軽減可能(機種による)。CAN通信以外ではコマンドレスポンス方式で計測データを取得
選定ポイント
1. 流量センサ
■ 広流量範囲、高温度、高耐圧(VCシリーズ)
■ 微少流量から表示・計測可能(XFSシリーズ)
■ 長距離伝送時のノイズに強いパルス出力
2. 計測器
■ 0.5ms(CNT-49)、0.1ms(SPDシリーズ)、1ms(PFC-4921)、40ms(SPDLシリーズ)更新のアナログ出力
■ 1ms(SPDシリーズ)、40ms(SPDLシリーズ)更新のCAN通信
■ 超低速でも高精度・高速応答、ペリオマチックTM演算方式
■ 4逓倍計測機能搭載の計測器
■ 流量センサとセット注文で、計測器の工場出荷設定や設定値表作成も可能
電圧、電流、温度(熱電対、測温抵抗、サーミスタ)、トルク(周波数偏差)、抵抗、CAN-アナログ変換器など、さまざまな計測器をご用意しています
EXシリーズ パネルメータ / 信号変換器 CAN・16bitアナログ出力
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「多CH・多種類の計測を1台で(多CH計測器)」、「使いやすい筺体に入れたい」(箱入れ)など、
カスタマイズのご要望が増えており、 1台から対応しています。お気軽にお問合せください。
製作実績例:
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